犬の消化不良を防ぐコツ
犬の消化不良を防ぐコツ|毎日の食事と生活でできる対策
犬の消化不良は、下痢・軟便、嘔吐、食欲低下、ガスが増えるなどの形で現れやすく、原因は食事内容や食べ方、ストレス、運動量、体質などさまざまです。ここでは、日常で実践しやすい「消化不良を防ぐコツ」をまとめます。
消化不良のサインを早めに見つける
予防の第一歩は「いつもと違う」を見逃さないことです。次のような変化が続く場合は、食事や生活の見直しを検討しましょう。
- 便がゆるい/回数が増える/粘液が混じる
- 吐き戻し・嘔吐が増える
- お腹が鳴る、ガスが多い
- 食欲が落ちる、元気がない
- 草を食べたがる、口をくちゃくちゃする
食事は「急に変えない」が基本
フードの切り替えや新しいおやつの導入は、胃腸に負担がかかりやすいポイントです。フードを変更する場合は、7〜10日ほどかけて少しずつ混ぜる方法が安心です。
- 1〜2日目:新フード25%+旧フード75%
- 3〜4日目:新フード50%+旧フード50%
- 5〜6日目:新フード75%+旧フード25%
- 7日目以降:新フード100%
途中で便がゆるくなったら、比率を戻してペースを落とします。
早食い・丸のみを防ぐ
早食いは、消化不良や吐き戻し、胃腸への負担につながりやすいです。次の工夫が効果的です。
- 早食い防止食器(凹凸のあるボウル)を使う
- 1回量を減らし、回数を増やす(例:1日2回→3回)
- フードを少量ずつ手から与える/知育トイで与える
- 粒が大きいフードやふやかしを検討(体質により合う合わないあり)
適量を守り、間食を増やしすぎない
食べ過ぎは消化器にとって大きな負担です。特におやつの与えすぎは、カロリー過多だけでなく、脂質や添加物でお腹を壊す原因になることがあります。
- おやつは1日の総カロリーの10%以内を目安にする
- 家族全員で「与える量・種類」を統一する
- 人の食べ物(脂っこいもの、味付けの濃いもの)は避ける
水分をしっかり摂らせる
水分不足は便が硬くなったり、胃腸の動きが鈍くなったりする要因になります。飲水量が少ない子には次の方法を試してみてください。
- 水飲み場を増やす(複数箇所に設置)
- 器を清潔に保ち、毎日水を替える
- ウェットフードやふやかしで水分を補う
- 運動後・散歩後に飲める環境を作る
脂肪分の多い食事は控えめに
脂質が多い食事は、体質によっては下痢や嘔吐につながりやすいです。特に「急に脂っこいものを食べる」ことは避けましょう。フードやおやつを選ぶときは、脂質の数値や原材料も確認すると安心です。
腸内環境を整える工夫(獣医師に相談しながら)
犬によっては、乳酸菌や食物繊維などが役立つ場合があります。ただし、合わないとお腹がゆるくなることもあるため、少量から試し、持病がある場合は獣医師に相談してください。
- サプリは「一気に増やさず」少量スタート
- 便の状態(硬さ・回数・におい)を記録する
- 体質に合わなければ中止する
食後すぐの激しい運動を避ける
食後に走り回ると吐き戻しや胃腸の不調につながることがあります。食後はしばらく落ち着ける時間を作り、散歩や遊びは時間を空けるのがおすすめです。
- 食後30分〜1時間は安静を意識する(個体差あり)
- 興奮しやすい子は、食後は静かな環境にする
ストレスを減らし、生活リズムを整える
環境の変化や留守番時間の増加、騒音などのストレスは、胃腸に影響することがあります。食事時間・散歩・睡眠のリズムを整えるだけでも改善するケースがあります。
- 食事と散歩の時間をできるだけ一定にする
- 安心できる寝床を確保する
- 急な環境変化(引っ越し等)の際は特に体調観察を丁寧に
拾い食い・誤食を徹底的に防ぐ
消化不良の大きな原因の一つが、散歩中の拾い食いや家庭内での誤食です。腐敗したもの、刺激の強いもの、消化しにくいものを食べると急性の胃腸炎につながることがあります。
- 散歩中はリードを短めに持ち、口元を見守る
- 「ちょうだい」「はなせ」を練習する
- 床に食べ物を落とさない/ゴミ箱はフタ付きにする
- 危険物(玉ねぎ、チョコ、ぶどう等)は手の届かない場所へ
受診の目安(早めが安心なケース)
軽い軟便が一時的に起こることはありますが、次のような場合は早めに動物病院へ相談してください。
- 嘔吐や下痢が半日〜1日以上続く
- 血便、黒い便、強い腹痛が疑われる
- 水も飲めない、ぐったりしている
- 子犬・シニア・持病がある犬の下痢や嘔吐
- 誤食の可能性がある(おもちゃ、骨、薬など)
まとめ:消化不良予防は「食事の安定」と「習慣化」
犬の消化不良を防ぐには、フードを急に変えない、早食いを防ぐ、適量と水分を守る、食後の過ごし方やストレスにも配慮することが効果的です。便の状態を日々チェックし、気になる変化が続くときは早めに獣医師へ相談しましょう。



















