猫の目の健康チェック
猫の目の健康チェック:毎日できる観察ポイントと受診の目安
猫の目は体調の変化が表れやすい部位です。日々の「見た目」と「行動」をセットで観察することで、異常の早期発見につながります。ここでは自宅でできるチェック方法と、動物病院を受診すべきサインをまとめます。
まず確認したい:正常な目の状態
- 左右の目が同じように開いている(細めていない)
- 白目が過度に赤くない
- 目やにが少ない(少量で乾いている程度)
- 涙が常に流れていない
- 角膜(黒目の表面)が透明で濁りがない
毎日できるチェック項目(3分)
1)目やに・涙の量
- 目やにが増えていないか(色・量・粘り気)
- 涙が頬まで流れて毛が濡れていないか
2)充血・腫れ
- 白目やまぶたが赤くないか
- まぶたが腫れていないか、左右差がないか
3)黒目(角膜)の透明感
- 白っぽい濁り、青白い膜、傷のような線がないか
- 光が当たったときの反射が左右で同じか
4)瞳孔(黒目の中心)の大きさ
- 明るい場所と暗い場所で、左右同じように大きさが変わるか
- 片方だけ極端に大きい/小さい状態が続かないか
5)しぐさ・行動
- 目をしょぼしょぼさせる、細める
- 前足で目をこする、顔を床や家具にこすりつける
- 物にぶつかる、段差を嫌がる、動きが慎重になる
目やにの色で見る目安(ただし確定診断ではありません)
- 透明〜薄茶で少量:体質や乾燥、起床時の分泌物のことも
- 黄色〜緑で粘り気が強い:感染性の炎症が疑われることがある
- 赤い(血が混じる):傷、強い炎症などの可能性
- 大量で繰り返す:結膜炎、鼻涙管のトラブルなどが隠れることも
要注意サイン:早めに受診したい症状
- 目を開けにくい(痛そうに細める)
- 角膜が白く濁る/青白い
- 急な充血や強い腫れ
- 黄色・緑の目やにが続く、量が多い
- 瞳孔の左右差が目立つ、急に出てきた
- 目を触られるのを極端に嫌がる、こすり続ける
- 瞬膜(白い膜)が出たまま戻らない
緊急性が高い:すぐ病院へ行くべきケース
- 目を閉じたまま開けない(強い痛みが疑われる)
- 目が飛び出して見える、急な強い腫れ
- 外傷(引っかき傷、喧嘩後、異物が刺さった可能性)
- 急に見えていない様子(ぶつかる、段差から落ちる、動けない)
- 角膜の白濁が急速に進む、黒目に穴のような異常がある
自宅ケアの基本(やってよい範囲)
- 目やにが少量なら、ぬるま湯で湿らせた清潔なコットンでやさしく拭き取る(こすらない)
- 片目を拭いたらコットンは交換し、左右で使い回さない
- 猫が嫌がる場合は無理をせず、受診を優先する
注意:人間用の目薬、抗菌薬、消毒液を自己判断で使用しないでください。症状を悪化させることがあります。
受診前にメモしておくと役立つこと
- いつから症状があるか(急性/慢性)
- 左右どちらの目か、両目か
- 目やにの色・量、涙の量
- くしゃみ・鼻水など他の症状の有無
- ケガや喧嘩、シャンプー、異物の可能性
可能ならスマホで目の写真や動画を撮っておくと、診察時の説明がスムーズです。
まとめ:毎日の観察で早期発見を
猫の目は「濁り・充血・目やに・涙・痛がるしぐさ」が重要なサインです。少しでも「いつもと違う」と感じたら、様子見を長引かせず動物病院に相談しましょう。



















