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シニア猫の生活習慣改善

  

シニア猫の生活習慣改善ガイド:毎日を快適にするためのポイント

猫も年齢を重ねると、体力や感覚、消化機能、関節の動きなどが少しずつ変化します。シニア期(一般的に7歳頃〜)は「今まで通り」では負担になることもあるため、住環境・食事・運動・健康管理を見直して、無理なく快適に暮らせる習慣へ整えていきましょう。



1. シニア猫に見られやすい変化を知る

生活習慣を改善する前に、年齢による変化を把握しておくと対応がスムーズです。

  • 寝る時間が増える(活動量が低下しやすい)
  • ジャンプや段差を嫌がる(関節・筋力の低下)
  • 食の好みが変わる、食べムラが出る(嗅覚低下・歯の不調など)
  • 飲水量・排尿回数の変化(腎臓や内分泌のサインのことも)
  • 毛づくろいが減る(痛み・肥満・体調不良が背景の場合)

「年のせい」と決めつけず、変化が急な場合は早めに動物病院へ相談しましょう。



2. 食事の見直し:消化と腎臓に配慮しながら"食べやすさ"を優先

シニア猫は消化機能や代謝が変わり、必要な栄養バランスも若い頃と異なります。基本は年齢・体質・持病に合ったフード選びが重要です。

フード選びのポイント

  • シニア用総合栄養食をベースにする
  • 体重管理が必要ならカロリー設計も確認する
  • 腎臓が気になる場合は、獣医師と相談のうえ療法食も検討する

食べやすくする工夫

  • ドライが食べづらい場合は、ぬるま湯でふやかす
  • ウェットを取り入れて水分摂取も同時にサポート
  • 1日量を複数回に分ける(胃腸の負担軽減)
  • 食器は浅め・広めにしてヒゲが当たりにくい形状にする

急なフード切り替えは下痢や拒食の原因になります。7〜10日ほどかけて少しずつ移行するのが安心です。



3. 水分摂取を増やす:腎臓ケアの基本

シニア猫は腎臓の負担が増えやすく、脱水も体調不良につながります。飲水量を自然に増やす工夫をしましょう。

  • 水皿を複数箇所に設置(静かな場所にも)
  • 毎日水を交換し、器も清潔に保つ
  • 循環式給水器を試す(好みが分かれるため様子見)
  • ウェットフードやスープ状おやつで水分を補う

飲水量や尿量が急に増えた・減った場合は、腎臓病や糖尿病などの可能性もあるため受診を検討してください。



4. 運動習慣:無理なく筋力を維持して関節を守る

シニア猫に激しい運動は不要ですが、適度な刺激は筋力維持や肥満予防、認知機能のサポートにも役立ちます。

  • 1回3〜5分程度の遊びを1日2〜3回(猫のペースで)
  • 猫じゃらしは高く跳ばせず、床を這う動き中心にする
  • おやつ探し(知育トイ)で頭と体を同時に使う
  • 疲れやすい日は休む(息が荒い・嫌がるは中止サイン)


5. 住環境の改善:段差・温度・トイレをシニア仕様に

生活のしやすさは、シニア猫のストレスとケガ予防に直結します。小さな変更でも効果が出やすい分野です。

段差対策

  • ソファやベッドに上がる場所へステップを設置
  • 滑りやすい床にはカーペットや滑り止めマット
  • 高いキャットタワーは無理をさせず、低めで安定したもの

温度・寝床

  • 室温は極端な寒暖差を避け、暖かい場所と涼しい場所を選べるようにする
  • 寝床は出入りしやすい高さ・柔らかさにし、静かな場所へ

トイレ環境

  • 縁が高いトイレは避け、出入りが低いタイプ
  • トイレは家の複数箇所に設置(移動が負担な場合に有効)
  • 砂は好みを尊重しつつ、足腰に負担が少ないものを検討


6. 口腔ケア:食欲と健康を守る

歯周病はシニア猫に多く、痛みで食欲が落ちたり、慢性的な炎症が体に負担をかけたりします。

  • 口臭・よだれ・食べ方の変化(片側で噛む等)があれば受診
  • 可能なら歯みがきを少しずつ習慣化(無理は禁物)
  • 歯みがきが難しい場合は、デンタル用製品を獣医師に相談


7. 体重管理:痩せ・肥満どちらも見逃さない

シニア期は太りやすい一方で、病気が隠れて急に痩せることもあります。月1回のチェックを習慣にしましょう。

  • 体重を同じ条件で測る(可能なら家庭用スケールで)
  • 背骨や肋骨の触れ方で体型(BCS)を確認する
  • 急な増減(目安:数週間で5%以上)は受診のきっかけに


8. ストレスを減らす:安心できる「いつもの流れ」を作る

シニア猫は環境変化に敏感になりやすい傾向があります。生活リズムを整え、安心できる場所を確保しましょう。

  • ごはん・遊び・就寝の時間をできるだけ一定にする
  • 来客や工事音など刺激が強い日は、静かな部屋へ避難場所を用意
  • 多頭飼いの場合は、休めるスペースと資源(トイレ・水・寝床)を分ける


9. 健康チェックと通院:早期発見がいちばんの節約

シニア猫は症状を隠しやすく、気づいたときには進行していることもあります。定期健診で「いつも」を数値化しておくと安心です。

  • 目安として年1〜2回の健康診断(血液・尿検査など)
  • 食欲、飲水量、尿・便、体重、活動量を日々ゆるく記録
  • 嘔吐が増えた、トイレ回数が変わった、鳴き方が変わった等は早めに相談


10. 今日からできる改善チェックリスト

  • 水皿を1つ増やした
  • トイレの縁の高さを見直した
  • 床の滑り対策をした
  • ウェットやふやかしで食べやすさを上げた
  • 短時間の遊びを毎日取り入れた
  • 月1回の体重測定を始めた
  • 年1〜2回の健診を予定に入れた

シニア猫の生活習慣改善は、「がんばらせる」のではなく「負担を減らす」ことが中心です。できることから一つずつ整えて、愛猫が安心して過ごせる毎日を作っていきましょう。


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